studio negi’s diary

studio negiとして活動しているアクセサリー作家、ネギのブログ


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型取りシリコンを買ったので型取りの手順

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型取りシリコンを買ったので型取りの手順

どうも、夜中にひっそりと生えてるネギです。

 

型取り用にシリコーンゴムを買ったので手順なんかを。

今回購入したシリコーンゴムは、ボークス造形村の透明シリコンという製品。

なぜ透明かというと、UVレジンの型として使いたいからですね。

 

まず型枠と原型を用意します。型枠と原型はシリコーンゴムと張り付かない素材である必要があります。

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型枠と原型

このとき、隙間からシリコンが漏れ出ないように型と底面の間を粘土質なもので埋めます。自分はたまたま余っていた樹脂粘土を使いましたが、おゆまるくんや普通の油粘土などでも問題ないです。

また、このときにシリコーンオイルのスプレーをして、離型を良くします。

 

次にシリコンゴムの主剤を用意します。

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主剤の計量

そしてその後、硬化剤を10分の1の重量で加えて、よく混ぜます。気泡が入って問題ないので、偏りが出ないようにしっかり混ぜます。(5分ほど)

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混合中のシリコーンゴム

シリコーンゴムは硬化剤を加えた時点で硬化が始まります。この製品の場合、操作可能時間は常温で30分。つまり、30分以内に型に流し終えなくてはいけません。

 

混ぜ終えたら真空おひつなど減圧できる容器で減圧していきます。

減圧するとシリコーンゴムに溶け込んでいた気体が泡として出て来たり、もともとの気泡が膨らんで大きくなります。それらは大きな泡となって上へと抜けていきます。

(主剤の粘性の低めなシリコーンゴムでは可能ですが、粘性の高い材料ではこの方法は使えません。気泡が抜けないので。)

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減圧中の様子

減圧したまま10分~15分ほど放置します。放置し終えてもある程度小さな泡が残っているように見えますが、問題ないです。常圧に戻した後にシリコーンゴムへと溶け込んで消えるので。

 

その後、すぐに型へと流し込みます。このときなるべく泡をなくす(脱泡する)ために、高い位置から細く流します。

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流し込み直後の様子

その後30分ほどかけて気泡は消えていきます。

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流し込んで数十分後の様子

大体自分は混合を5分、脱泡を15分、流し込みを5分で終わらせています。

流し込み後、1日放置してシリコーンゴムを硬化させます。

その後、型から原型を外します。

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原型を取り外したばかりの型

バリの部分をハサミなどで取り除けば完成です。

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みなさんもオリジナルの型を作って自分だけのアクセサリーを作りましょう!

 

 

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