鏡面仕上げ前編。つるつる。禿げてはいない。
髪の話はするな。
いや、禿げてないですよ。どうも、ネギです。
ブログ始めたばかりなので、最初はたくさん投稿しようと思ったのですが、ネタが浮かばない。ので、また裏方の話を。
鏡面仕上げ、つまり鏡みたいにつるつるにする加工の話です。
長くなりそうなので、前編と後編に分けます。
今回は材質についての話。具体的なコツの話とかは後編で。
こちらがネギの使用している資材類の一部。
左から、UVレジン、#400と#1000の耐水ペーパー、UVカットスプレー、UVカット仕上げ剤です。これ以外にもヤスリやプライヤー、ハンドリューターなどを使いますが、今回は写真のもののみを、順番に説明していきます。
UVレジンと言いますが、みなさんどんな樹脂かご存知でしょうか。UVレジンは主にアクリル樹脂と、それらを光のエネルギー反応させて固める、硬化剤で成り立ってます。
つまり、固まったUVレジンはアクリル樹脂ということですね。
次に耐水ペーパーですが、これらの表面にくっついている粒はカーボランダムといって、硬いです。それこそダイヤモンドでもなければ大抵は削れるくらい硬いので、レジンが研磨できないということはないです。(粒が硬くても接着剤が弱いのでしばらく使うとダメになります)
三番目に、UVカットスプレー。自分が使用しているものはアクリル樹脂が有機溶剤に溶けているものです。樹脂になった後のものが溶けているのでレジンとは化学的には結合しませんが、同じアクリル樹脂なのでなじみやすく、はじかれることなく皮膜を作ります。
最後にUVカット仕上げ剤。シリコーン樹脂が主成分です。こちらは有機溶剤ではなく水に溶けています。このシリコーン樹脂ですが、市販されているものは大抵、分子の半分にアクリル樹脂が使われているので、これもアクリル樹脂になじみ、皮膜を作ります。
表面加工を行う場合、材料と仕上げ材などの相性は大事です。樹脂や塗料類は基本的に水溶性か油性かで分けられますが、その中間なども存在するので、順番を考えて使用します。
自分は写真の左から右に材料を使うことによって鏡面仕上げをしています。
つやつやした表面は、作品の格を1段も2段も上げてくれます。
(後編に続く)
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